施工の流れ
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地鎮祭
地鎮祭(安全祈願祭)とはその土地の神を祀り、工事の無事を祈る儀式で、住宅建築を行うにあたっては完成まで事故がないようにと、ほとんどのお客様が着工時に行います。
神式と仏式があり、お近くの神社様へご依頼する場合や、菩提寺にお願いする場合があります。 -
基礎工事(自主検査・第三者検査)
基礎は住宅の荷重を安全に支えるためにとても重要な構造物です。
鉄筋コンクリートによる基礎工事では、コンクリートの中に入る鉄筋の太さやピッチが設計図通りにできているのか、基礎と土台を緊結するアンカーボルトがしっかりと配置されているか等、自主検査及び民間第三者機関による検査を行います。 -
棟上げ
棟上げとは棟梁とお手伝いの大工さん達(8名程)が据え付けた土台に柱を立て、梁や桁をわたし、屋根の形状を組みあげて行く作業の事です。棟上げの棟とは屋根を支える一番高い位置にある横材の事で、柱立てから棟を取付けることを言います。
最近では少なくなりましたが、棟上げ時にお餅撒きを行う風習もあります。
家を建てるという事は大きな厄災を招くという考えがあるようで、その厄を餅や小銭をまいて他人に持って帰ってもらうという説のようです。 -
構造体検査(自主検査・第三者検査・行政検査)
棟上げが終わりますと、堅牢な住宅にするために筋交いや構造用合板、耐震金物などの取付工事を行います。
行政機関に提出した構造計算書(壁量計算書)通りの耐震構造になっているのか、自主検査及び民間第三者機関検査、行政の中間検査のトリプルチェックで安全な構造体を完成させます。 -
屋根工事
構造体が出来上がると屋根工事を行います。
屋根材は基本的に水の流れをよくし、雨水の侵入を極力なくす材料であり、防水性能は下地の仕様で決まります。
当社では防水下地のルーフィング工事にゴム仕様の材料を選定し、重なり部分も施工基準に沿って雨水が入らないように施工します。 -
電気配線・給排水工事
- 電気配線工事
- 事前の配線設計図での打合せに加え、現場にて配線確認をお客様と行います。
実際の現場で確認をすることにより、具体的に生活を思い浮かべてスイッチやコンセントの位置を決められます。 - 給排水工事
- 複数箇所で同時に水を使用する場合に起こる水圧低下を軽減するサヤ管ヘッダー工法を採用しています。2階からの排水には防音材を被覆した配管を採用し、下階への配慮も忘れません。また、浴室の近くに給湯器を設け、配管中の冷水が極力少なく、温水を浴室へ送れるように考慮しています。
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外装下地検査(自主検査・第三者検査)
せっかく住宅が完成しても雨漏りがあっては台無しです。
住宅の瑕疵担保責任も雨水の侵入は10年間の瑕疵保証の対象です。
屋根工事と同様に外壁も下地の防水処理で雨漏りの有無が決まります。当社では、しっかりとした防水工事ができるように外壁面の耐震壁は構造用合板を採用し、防水シートの施工性を向上させました。加えて自主検査と民間第三者機関とのダブルチェックで雨水侵入を防ぎます。 -
外壁工事
外壁の材料はいろいろな種類があり、主流のサイディング材からモルタル塗り壁仕様やガルバリウム鋼板などを使った板金仕様、木を使用した外壁施工もあります。
全ての仕様で採用しているのは外壁通気工法です。外壁内に空気層を作ることで湿気を溜めにくくし、内部結露を軽減させ、材料を長持ちさせる効果があります。 -
断熱工事
断熱工事のポイントは隙間なく施工基準に基づいて施工する事です。せっかく断熱性能が高い材料を使用しても施工が悪く隙間があるようでは結露の原因になります。
当社では断熱材をする外壁に面した壁面には極力筋交いを採用せず、構造用合板で耐震壁を設け、隙間のない断熱工事をします。 -
内装工事
内装下地工事が終わると、仕上げ工事が始まります。
クロスや塗り壁等の仕上げ材は大きめなサンプルを用意し、現場にてお客様と最終決定します。 塗り壁の仕上げにはクラック防止の為、振動作業が終わったのち施工します。 -
設備設置工事
事前に選ばれたシステムキッチンや洗面台、トイレなどを設置します。
照明器具やエアコン工事も行い、クリーニングが終わりますと、いよいよ完成になります。 -
完成検査(自主検査・施主検査・行政検査)
- 自主検査
- 自社検査員により仕上がり具合を検査し、指摘事項は引渡し時までに補修します。
- お施主様検査
- 仕上がり具合、打合せ通りの仕様になっているか等の検査をしていただきます。
- 行政機関による完了検査
- 建築確認申請との整合性を検査し、合格すると検査済証が発行されます。